配送センターとは?配送センターに適した貸倉庫物件も解説
配送センター向けの貸倉庫物件とは?配送センターの機能とともにご紹介
今回は配送センターに適した倉庫物件とはどのような物件か、物件探しのポイントを配送センターの機能と共に紹介します。
1.配送センターとは
「配送センター」といっても、どういった倉庫がそれを指すのか、中々分かりずらい部分があるとは思います。
その点について、この章では説明していきます。
まず、倉庫の中でもその用途によって名称が変わってきます。
一般的な倉庫と呼ばれるものがDC型です。
【DC/ディストリビューションセンター】
DCとは「ディストリビューションセンター」の略称です。
翻訳すると「在庫型物流センター」という意味合いになります。
DC型の特徴としては、企業の事業形態によって商品を保管することに特化しているという点です。
在庫を中長期にわたり保管をして必要に応じて出荷をするような用途で、代表例としては、メーカーの在庫を保管するケースなどがあります。
それに対して配送センターとは、TC型と呼ばれます。
【TC/トランスファーセンター】
TCとは「トランスファーセンター」の略称で、「通過型物流センター」という意味合いになります。
TC型の特徴として、中長期の保管はせず、入荷した商品を出荷先別に分けてすぐに出荷をするという点になります。
分かりやすい例えとして、客先のメーカーから倉庫に一括納品された商品を、それぞれのチェーンごとに仕分けをして出荷する場合などをイメージすると良いと思います。
また、TC型で重要になるのが、ピッキングや仕分けの作業効率です。
次回の出荷分の商品だけがセンター内にある、という状態が理想的です。
つまり、当日入荷した商品を保管することなく出荷することが出来れば、作業効率は上がります。
以上の「TC型」と呼ばれるセンターが一般的に配送センターと認識されているものになります。
2.配送センターとしてのお探しのポイント!
配送センターとして物件のお探しをされる場合、いくつかお探しのポイントがございます。
下記に箇条書きで記しますので、ご自身の用途や状況に合わせて確認してみてください。
〇立地条件・交通の便
配送センターとして倉庫を稼働させるお客様の多くは、「配送エリア」が決まっていることが大半です。
範囲が狭ければ、単純にそのエリア内だけでお探しになられると思いますが、ある程度の範囲にわたる場合には、幹線道路やICから近いかなど、検討して頂くポイントになります。
〇間口の条件
商品の入出庫の際に重要になってくるポイントです。
例えば、トラックを倉庫内にそのまま入庫させたい場合、車高は何mあるのか、それに対してのシャッター高がどれだけ必要なのかを考えなければなりません。
また、商品のサイズによっても必要な間口のサイズは変わってきます。
自社で取り扱う商品の中で、最大のサイズを把握しておくことで、必要な間口のサイズを検討して頂くことが出来ます。
さらに、家具や家電等の大型の商品の場合に、重量もかなりある為、通常の低床倉庫ではなく高床の倉庫を希望されるお客様もいらっしゃいます。
高床式の倉庫の場合、間口が地面よりも高くなっていて、トラック背面の搬入口をそのままつけることが出来る仕様になる為、入出庫の効率が良くなるというメリットがあります。
ただ、お客様の用途によって良し悪しがありますので、自社の商品の入出庫に合った倉庫物件を探されることが肝要です。
〇作業場の広さ・動線
配送センターとして使用される場合、保管部分とは別に作業スペースが必要になります。
ピッキングやラベル貼付、梱包作業などの作業効率が上がればその分、お客様の利益となります。
その為に、どういったレイアウトで作業スペースを確保するかという部分と、間口からの倉庫や作業場までの動線も検討頂く必要があります。
基本的には、倉庫の形が長方形で、間口が複数ある物件が好まれる傾向にあります。
〇搬入出時のトラックのサイズ
配送センターでは、高い頻度で搬入出作業が発生します。
勿論、商品を運んでくるのはトラックで来るケースが多いと思います。
その際に、何tトラックで来るかによって、前面道路幅や敷地面積などがどの程度必要になるのかが変わってきます。
特に、大型トラックを日常的に使用される場合には、広い前面道路と、広いトラックヤードが必要になりますので、事前に自社もしくは配送業者が最大何tのトラックで来るのかを把握しておくことが重要です。
〇天井高
配送センターとして使用される場合でも、業種や用途によって扱う商品は違ってきます。
天井高については、中に入れる商品のサイズや高さが重要になってきます。
機械類や家具・家電などは背の高い商品が多いため、ある程度の高さが必要になってきます。
また、サイズが大きい商品でなくても、段ボールに入っていてそれを何段も重ねて保管する場合にも高さが必要になるケースがあります。
他にも、ラックを設置して空きスペースなく利用をされたいケースなどでも天井は高い方が利用スペースは広くなります。
自社の商品をどのようなレイアウトで保管等をしたいかによって、どのような物件を希望されるのかが変わってきますので、そういった部分を考慮してお探しになられると良いと思います。
〇近隣の状況
近隣状況については、どの時間帯で稼働をさせるかによっても状況が変わってきます。
早朝や深夜でも稼働をさせる予定の場合や、入出庫の頻度が非常に多い場合などは、事前に近隣の状況を確認しておくことをおススメします。
まずは、民家が隣接していないかという部分はポイントです。
あまりにも民家が近い場合には、そこの住民からクレームが来る可能性がありますので、貸主側に対して、今までにクレームが来たことは無かったかなどを確認した方が賢明です。
また、そのエリアがスクールゾーン等になっていないかもポイントです。
スクールゾーンに指定されている場合、車両規制がかかっているケースがありますので、その部分の確認も必要になります。
もし、車両規制がかかっている場合には、警察署に許可を取らなければ該当車両の通行が出来ませんし、許可を取れるのは車両ごとになるので、その会社の車両であればどれでも通行できるというわけではありませんので注意が必要です。
他には、用途地域も確認しておくといいと思います。
住居系・商業系・工業系・調整区域とあり、工業系のエリアが最も稼働させるのには安心できるエリアを言われています。
以上、近隣状況によってもセンターを稼働することが出来る条件に差が出てきますので、事前に諸々の確認をしておくと良いと思われます。
〇敷地面積等
配送センターとしてのご利用の場合、パターンの一つとして、大型や中型のトラックで商品を入庫したのち、小型のバンなどで各エリアに配送をするというケースがあります。
その際、出荷の為に大量の車両が待機するタイミングが生まれます。
そういったケースでは、敷地面積がかなり広くなければ待機場所がなくなってしまうことがあります。
また、大型車両が複数台入庫で来るケースもありますので、そういった場合でも待機場所が必要になります。
どちらにせよ、倉庫物件で敷地が広い物件は非常に有用性がありますので、そういった物件を紹介された場合には非常におススメ物件だと思って頂いていいと思います。
3.「さがそーこ」で配送センターの検索・お探し
ここまで色々と配送センターを探すためのポイントを解説させて頂きましたが、「さがそーこ」では、シャッター高や高速道路ICから5km以内、駅徒歩15分以内、大型車両出入り可能、用途地域の指定など、様々なご条件を指定してお探し頂けます。
また、お客様の業種や用途に合わせてお問い合わせを頂ければ、それに合わせた物件をこちらで選定してご紹介させて頂く事ももちろん可能です。
お客様の会社で扱う商品や、入出庫で使用するトラックのサイズ、希望の保管方法や作業内容、稼働時間等をご教示頂き、それらのご条件に適した物件をご用意致しますので、ぜひ一度、「さがそーこ」までお問い合わせください!!
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