貸倉庫・貸工場探しに天井高5m以上は必要?検索条件を解説
理想の倉庫・工場物件を効率よく探していただくことができるよう、さがそーこの物件検索では、坪単価やエリアだけでなく、道路幅や駐車場、駅からの距離など様々な条件を絞った検索ができるようになっています。
今回は多くの物件検索サイトでも検索条件になっている天井高について、天井高で絞った検索をした方がいいケースとは?
物件チェックの際に天井高について気をつけるポイントを解説します。
1.一般的な貸倉庫・貸工場の天井の高さはどのくらい?
倉庫・工場物件の一般的な天井高がどの程度なのか、一概には言えません。
建築基準法上、住居の天井高は最低2.1m以上無ければならないと定めがあるので、最低でも2.1m以上あることが多いとは言えますし、住居タイプの物件よりは平均的に天井高は高いのは間違いありません。
勿論、物件のタイプによって高低の差は出てきます。
例えば、独立した一棟タイプの物件であれば、ビルテナントなどの1F部分の倉庫物件よりも天井高は高いことが多く、その中でも平屋タイプの倉庫・工場は4m程度から、高いと8m以上ある物件もあります。
平均的に言えば、独立した一棟タイプの物件は3m以上、テナントビルの1F部分のような物件だと3m以下の物件も多くみられるというイメージでいいかと思います。
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2.貸倉庫・貸工場で天井の高さが重要になるケースとは?
ここでは、貸倉庫・貸工場を使用する際に、天井高が重要になるケース、つまり天井高が高ければメリットになるケースを紹介していきます。
・保管面積をなるべく多く確保したいケース
これは、多くのお客様に当てはまるとは思いますが、なるべく多くの荷物を保管したいというケースになります。
単純に考えれば、同じ面積の物件でも天井高が高くなれば容積は増える為、保管できる物量は増えます。
用途としては、段積みが出来る商品で3~4段積みを想定して保管をしたい、等の場合にはなるべく天井高が高い方がメリットになります。
3段積みを想定して物量を決定しているのに、いざ倉庫に入れてみて2段積みまでしかできない様であれば事業の計画が崩れてしまいます。
また、段積みではなく倉庫内にラックを組んで、それを利用して商品等を保管する場合にも天井高は高い必要があります。
工場使用の場合には単純に、中に入れる機械の高さがどの程度かによりますが、背の高い機械を設置する予定がある場合には、天井高は高くなくてもなりません。
さらに、クレーンを設置する必要がある用途のケースにも、天井高は高くなくては厳しい場合があります。
クレーン設置の場合には、建物の躯体(H鋼)などに直接レールを設置する場合と、躯体に関係なく土台ごと櫓を組んで設置する場合があります。
どちらにせよ、5~6m以上の天井高は必要になりますので、なるべく高い方が良いと思われます。
3. 天井が高い物件のデメリットは?
上記とは逆に、天井高が高いことによるデメリットもあります。
例えば、空調を設置したい場合、天井高が高い物件だと効きが悪くなるため、本来の天井よりも下にもう一つ天井を設置する必要性があったり、間仕切りを付けなくてはならなくなったりと、追加工事をしなければならなくなるケースがあります。
また、倉庫・工場の天井に設置されている電気の交換も、天井高が高い物件の場合には手間がかかる場合があります。
電気の交換の際に業者に高所作業の依頼をしなければならないケースもあります。
勿論、上記のデメリットを差し引いても天井高が高い方が良いというお客様も多いので、一概にデメリットとは言えませんが、注意点として覚えておいていただくと良いと思います。
4. 貸倉庫・貸工場の物件探しにはさがそーこの条件検索と個別対応をご利用ください
ここまで説明させて頂いたように、お客様の業種や用途によって天井が高いことがメリットになる場合とデメリットになる場合があります。
それぞれのお客様によって「良い物件」というのは異なるのが当たり前なので、お客様ごとに条件に合う物件のお探しをする必要があります。
「さがそーこ」では、賃料や広さ、場所だけではなく、設備や駐車場台数、車両の通行の有無や勿論、天井高など条件に合わせて検索できる機能があります。
また、ご自身の希望条件が複雑であったり、倉庫のお探し自体になれていないお客様も多いので、その際には直接お電話を頂ければ、事業用物件専門の弊社スタッフがお客様の業種・用途に合わせてお探しを致します。
まずは弊社サイト「さがそーこ」まで、お問い合わせを頂ければ幸いです。