電力と動力の違い|貸倉庫探しの基礎知識
今回は倉庫探しの基礎知識として、電力と動力の違いについて解説コラムです。
どういった場合にどのような契約が適しているのか等、解説していきます。
1.電力と動力の違いとは
まず、電気には「電力」と「動力」という2種類の電気があります。
一般家庭ではなかなか動力という言葉は聞きなれないとは思います。
一般家庭で使用する電気は電力の方で、おなじみの2つ穴のコンセントのものになります。
動力に比べて電気の使用量が少ないケースで使用されることが多くなります。
それに比べて動力とは、倉庫や工場、店舗や事務所などで使用されることが多く、電気の資料量が多いケースで選択されます。
コンセントは業務用エアコンなどで使われる4つ穴のものになります。
ちなみに、電力は単相100V、動力は3相200Vと呼ばれています。
2.電気の使用量が多い工場や倉庫では動力の使用がおすすめ
電気の使用量が多いケースでは動力が選択されることが多いと解説をしましたが、理由としては「動力は使えば使うほど使用料金の総額が電力に比べて安くなる」からです。
電力は基本料金が安く、使用料金が高いのが特徴なのに対して、動力は基本料金が高く使用料金は電力より安いため、電力に比べて使うほど使用料金総額での差が出てきます。
つまり、一定の使用量を超えてくると基本料金が高いとはいえ、動力で稼働させた方が総合的に考えると使用料金が安くなるという現象が起きてくるため、使用量の多い工場や倉庫などの場合、動力での稼働が多くなるということになります。
ちなみに、倉庫・工場等で動力を使用することが多いケースは、業務用エアコンや電動シャッター、クレーンや電力使用量の多い産業用や工業用の機械を使用する場合です。
また、一番多いと言っても過言ではないのが、フォークリフトの充電の為です。
フォークリフトはどの業種でも使用するケースが多く、充電については動力のコンセントでしなければなりません。
以前であればガソリンフォークが一般的だったので、動力コンセントは必要がないことも多くありましたが、現在は電動フォークリフトが主流になっているので、フォークリフトの充電はかなりのケースで必要になってきています。
さらに、動力の使用に加えてキュービクルの使用が必要になってくるケースもあります。
これは、高圧の電気を変圧して工場や倉庫内で使えるようにする装置になりますが、電力量が相当多いケースで必要になります。
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